食品サンプルをよく見かけますよね
食品サンプルについて語ります
食品サンプルとは、プラスチックやビニールなどで作られる、様々な食品、料理を模した模型のことです。食品サンプルは、主に飲食店の店頭やガラスケースにディスプレイされていて、お客さんがそれを見て、何を注文するかの参考にします。食品サンプルは、以前はロウで作られていたのですが、ロウは直射日光に弱いため、現在では、プラスチックやゴム、塩化ビニールなどで作られるようになりました。食品サンプルは、1930年代に、教材として使われていたロウ製の食品模型をヒントに、食品サンプルを専門に生産する会社が大阪に創立されたのが始まりと言われています。
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食品サンプルを自分でコレクションしたいと思っている人も多いでしょう。食品サンプルの購入方法としては、大都市であれば、タウンページの「食品サンプル」に業者さんがいくつか載っていると思います。インターネットで検索してみると、意外と通販で食品サンプルを取り扱っている業者さんも多いです。さらに、オーダーメードでお好みの食品サンプルを作ってくれる業者さんもあります。また、大阪には、ミナミ(大阪の繁華街のひとつ)に道具屋筋と呼ばれる商店街があって、そこで食品サンプルを購入することができます。
食品サンプルの価格はピンキリですが、安いものは500円程度から、高いものになると数万円するものまであります。
食品サンプルを手作り体験できる工房があります。岐阜県の郡上八幡にある「さんぷる工房」で、食品サンプルを手作り体験できちゃうんです。なぜ、食品サンプルが郡上八幡なのかというと、実はこの地が食品サンプルの父と言われている岩崎滝三さんの出身地で、食品サンプルは地場産業だからなのです。食品サンプルは受注生産で、常に一定の注文があるわけではないため、郡上八幡が観光地という地の利を生かして観光施設の要素を取り入れて、食品サンプル作りを体験できる施設を作ってしまったそうです。食品サンプルの手作り体験ができるのは、かぼちゃ、なす、てんぷら、エビ、など8種類から3品選べて、お値段はたったの1000円。しかも、この食品サンプル手作り体験が好評で、今では食品サンプル手作り体験目当てのお客さんのほうが、本来の食品サンプルの受注よりも多くなってしまったそうです。面白いですよね。
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